携帯小説 今でもキミを

中学生の優基と幼なじみの麻樹の恋を描いた「もしもキミが。」、病気で麻樹を失った優基のその後をつづった「今でもキミを。」
高校から短大時代に手がけたケータイ小説が大ヒットし、本も計80万部のベストセラーになった。

この携帯小説の作者は、凜さん(21)

ケータイ小説は中学3年のとき、偶然見つけた投稿サイトに作品を出したのが始まり。高校3年のころから本格的に書き始めたそうだ。

ペンネームの「凜」は、友人の飼い犬の名から。

そんな彼女、昨年春に短大卒業後、一時、保育園に勤務。
今は中学生の家庭教師のアルバイトをしながら、1日3時間を執筆にあてているそうです。

今や携帯小説は、大人気。
大手取次のトーハンと日販の文芸書の年間ベスト3をケータイ小説が独占。

ケータイ小説は、今年も、人気上昇でしょう。

携帯小説ランキング

携帯小説もランキング

ケータイ小説サイトで多きのが「魔法の図書館」
このサイトに登録されている携帯小説は、約70万タイトル。
携帯小説はこの半年でほぼ倍増し、書籍化される作品も次々と出てきている。

最近の携帯小説のヒットは・・

 恋空 124万部
 天使がくれたもの 40万部
 翼の折れた天使達 120万部
 Line  22万部


いずれも、作家志望でもない普通の若者たちがケータイで書いた小説から生まれたヒット小説である。

この携帯小説から生まれた小説のヒットが、タダ単なるブームなのか、それとも新しいジャンルを確立するのか、まだ分からない。

しかしながら情報インフラの整備に伴い、これまで不可能であったことが可能となりつつある現在、携帯小説も、これまでの携帯読書より一歩進んだコンテンツとなっていることは間違いない。

携帯小説が、これから進化するのかは、その作家達の力量にかかっている。



携帯小説の先駆け

携帯小説の先駆けは2000年にYoshiが配信した「Deep Love」。この携帯小説は、すぐにテレビドラマ化されるなど人気を集めた携帯小説。

これに習って、大手出版社やIT企業が次々と携帯小説サイトを独自に立ち上げた。

その後は、携帯電話機の機能強化と通信高速化とパケット定額制による通信料等の値下げもあり、携帯小説の利用者が爆発的に増加。

携帯小説の読者は10代〜30代を中心。
携帯小説の作者も若く、内容も自伝的小説が多いが、それが活字離れをしていた若い読者のココロに残ったらしい。


携帯小説も、有料コンテンツとして延びてゆくのか、もう少し見守る必要があろう。